川口市のコミュニティバス「みんななかまバス」は、10/10(土)の運行で終わります。10/13(火)からは、市と国際興業が協定を結んで走らせる路線バス「協定バス」5系統に替わります。運賃は大人100円の均一から、既存の路線バスと同じ距離に応じた運賃(大人初乗り240円)になり、走る範囲は市の北東部が中心になります。川口駅・西川口駅・蕨駅・南平方面を回っていた線は、協定バスの一覧にありません。一方で、日曜・祝日も走るようになり、平日の本数は1日3〜7本程度から10〜12本程度に増えます。
いつ切り替わるか:10/10が最終、10/11・12は走らない
市によると、みんななかまバスの最終運行日は令和8年10月10日(土曜日)、協定バスの運行開始日は令和8年10月13日(火曜日)です。みんななかまバスはもともと日曜・祝日と年末年始が運休なので、10/11(日)と10/12(月・祝)はどちらのバスも走りません。10/10の次に乗れるのは、10/13の協定バスからです。
運賃は100円から初乗り240円に
協定バスは、運賃の仕組みも既存の路線バスと同じにします。市は次のように案内しています。
- 普通運賃: これまでの均一運賃制(大人100円)から、対キロ区間運賃制(大人初乗り240円)に変わる
- 定期券・一日乗車券・65歳以上向けの全線定期券: 国際興業が出しているものが新たに使えるようになる
- 障害者割引: 既存の路線バスと同じく、条件を満たせば割引運賃になる
国際興業バスの埼玉県内の初乗り運賃は、10/1の改定で240円(これまで220円・230円の区間)か250円(これまで240円の区間)になっています。週に2回、往復で通院に使っていた人なら、初乗り区間だけでも1往復で280円、月に8往復で2,240円ほど負担が増える計算です。区間ごとの運賃は国際興業バスの運賃検索で確かめられます。10/1に変わったバス運賃と市の施設の使用料は「川口市で10/1から変わること」にまとめています。
協定バスはどこを走るか(5系統)
国際興業のお知らせでは、10/13から走る「川口市協定バス」は次の5系統です。
| 名前 | 系統 | 運行区間 |
|---|---|---|
| 東内野循環 | 川101 | 東川口駅南口〜附島橋(東浦和駅最寄り停留所)〜東内野循環 |
| 東川口駅医療センター線 | 川102 | 東川口駅南口〜川口市立医療センター |
| 戸塚線 | 川103・川103-2 | 東川口駅南口〜平沼ふれあい公園〜戸塚安行駅(川103-2は平沼ふれあい公園を通らない) |
| 前野宿線 | 川104 | 新郷農協発→川口市立医療センターゆき、川口市立医療センター発→西沼ゆき |
| 安行循環 | 川105・川105-2・川105-3 | 東川口駅南口〜戸塚安行駅〜安行循環(川105-2は東川口駅南口→安行診療所入口、川105-3は安行原→東川口駅南口) |
市のページでは、東川口駅医療センター線は戸塚スポーツセンター・西立野西を通り、前野宿線は前野宿緑ヶ丘公園を通ると書かれています。安行循環は、当面の間、実証路線として走らせるとしています。
今の6路線のうち、どこが無くなるか
今のみんななかまバスは、市のページによると次の6路線です。
- 川口・鳩ヶ谷線(川口駅西口〜鳩ヶ谷駅東口。アリオ川口・市役所前・オートレース場南などを経由)
- 青木線(川口駅西口〜鳩ヶ谷駅東口。西川口駅入口・生涯学習プラザ・SKIPシティ・川口市立医療センターなどを経由)
- 芝・神根循環(川口市立医療センター発着。蕨駅東口・芝支所・芝スポーツセンター・附島橋・神根支所などを経由)
- 戸塚・安行循環(川口市立医療センター発着。東川口駅南口・戸塚安行駅・安行スポーツセンター・川口緑化センター・新井宿駅などを経由)
- 新郷循環(見沼代親水公園駅発着。鳩ヶ谷駅東口・新郷農協・新郷支所などを経由)
- 南平線(川口元郷駅〜鳩ヶ谷駅東口。市役所東口・南平文化会館・東スポーツセンター・朝日環境センターなどを経由)
市は、既存の路線バスとの重なりをなくすため市内全域での運行をやめ、路線バスが走りにくい地域や本数が少ない地域(市内北東部が中心)を協定バスの運行エリアにするとしています。市が載せている移行前と移行後のルート図を見比べると、移行後の線は東川口駅・東浦和駅・戸塚安行駅・新井宿駅の周りに集まっていて、川口駅・西川口駅・蕨駅・南鳩ヶ谷駅・川口元郷駅の周りを走る線は描かれていません。
市は、協定バスの運行エリアの外では既存の路線バスを使うよう案内しています。いつも乗っている停留所に協定バスが来るかどうかは、国際興業バスの時刻表・バス停検索で停留所名を入れて確かめてください。
日曜・祝日も走り、平日は1日10〜12本程度に
切り替えで良くなる点もあります。
- みんななかまバスが運休していた日曜・祝日も運行する(年末年始を除く)
- 日中の運行間隔は、約120分〜約210分から約60分〜約70分に短くなる
- 平日の運行回数は、1日3〜7本程度から1日10〜12本程度に増える
- 車両は、コミュニティバス専用車ではなく国際興業の車両を使う
時刻表と運賃は、市のページでも国際興業バスのホームページで確かめるよう案内されています。
なぜ変わるのか:運転手不足
市の説明では、みんななかまバスは平成14年11月に走り始め、平成25年12月に旧鳩ヶ谷市の循環バス「ミニは〜と」と統合して、今は市内全域で6路線を走っています。今のルートは令和2年1月のダイヤ改正から6年以上たち、ルートの見直しや運行間隔を短くしてほしいという要望が多く寄せられていました。
一方で、バス会社では運転手不足が全国的な課題になっていて、川口市でも運転手不足を理由にした路線バスの廃止や減便を伴うダイヤ改正が何度か行われています。市は、対策をしなければ市内全域のバスネットワークを保つこと自体が難しくなるおそれがあるとして、協定バスへ移ることにしました。令和7年3月に再編の基本方針をまとめ、令和7年9月から10月に説明会を全10回開き、10月にはパブリック・コメントを行っています。
乗っている人の声
X(旧ツイッター)で「みんななかまバス」を含む直近30日の投稿35件を見ると、半分ほどは車両の色が「みんななかまバス」の塗装から国際興業の塗装に塗り替えられているという話題でした。9月中旬からは「最後に乗っておきたい」「いつもより利用者が多い」という投稿が4件あり、通院に便利だったのにと終了を惜しむ投稿も1件ありました。青木線が通っていた蕨市の塚越あたりから、川口駅に直接行けなくなると指摘する投稿も1件ありました。
10/13からは東川口駅南口発着の路線バスも時刻が変わる

国際興業は同じ10/13に、東川口駅南口・蕨駅東口・赤羽駅西口を発着する既存の系統でもダイヤ改正をします。川口市内に関わるものでは、〔西川04〕西川口駅東口〜東川口駅南口、〔東川01〕東川口駅南口〜川口環境センター、〔東川84〕東川口駅南口〜鳩ケ谷車庫、〔蕨03〕蕨駅東口〜新井宿駅の時刻が変わります。協定バスと乗り継ぐ人は、新しい時刻表で確かめてください。
問い合わせ先
- 協定バスの川101・川102・川103・川105: 国際興業バス鳩ケ谷営業所 048-218-5931
- 協定バスの川104(前野宿線): 国際興業バス川口営業所 048-280-0571
- 協定バスへの移行について: 川口市都市交通対策課公共交通係 048-242-6350(直通。電話受付は8時30分〜17時15分、土曜日・日曜日・祝日・休日・年末年始を除く)
この記事の内容は2026年10月1日時点で市と国際興業が公表しているものです。
情報源
- 10月13日からみんななかまバスは協定バスへ移行します(川口市)
- 路線図・時刻表(川口市。みんななかまバスの6路線)
- 10/13(火) 川口市との運行協定による系統新設のお知らせ(国際興業バス)
- 10/13(火) 赤羽駅西口・東川口駅南口・蕨駅東口発着系統ダイヤ改正のお知らせ(国際興業バス)
- 【重要】2026年10月1日 埼玉県内路線バス(乗合バス)の運賃改定の実施について(国際興業バス)
アイキャッチの写真: みんななかまバス(撮影 Suikotei/CC BY 4.0、文字を加工)
